インポとは


インポは「インポテンツ」の略語ですが、最近では「ED」と言われることの方が多くなりました。

勃起不全のことは英語で「Erectile Dysfunction」となり、それを略して「ED」と呼ぶようになりました。

早漏に次いでもっとも頻繁にみられる、男性の性的な問題がインポで、日本国内には600〜700万人の方が悩んでいるといわれています。

ちなみにアメリカでは、約3000万人で、世界規模で言うならば、1億人以上の男性がインポになっているというのが現状です。

アメリカでは、以前はインポテンツと言っていましたが、侮辱的な意味が含まれているとのことで、最近では、「ED」という言葉が使われるようになったそうです。

日本では、アメリカ程、侮辱的にはとらえていないように思いますが、やはりコマーシャルの影響でしょうか、「ED」という言葉がかなり浸透してきました。

歳を重ねるとともに、インポの有病率は如実に高まっていきます。

統計的には、40才〜70才の男性の半数の方がインポや性交の困難を感じていると言われています。

インポの増加の原因は、一般には老化によって、男性ホルモンが分泌低下し、性欲が減退することによることが多いわけですが、一概にそれだけとは限りません。

ストレスなどの心因性のものや、糖尿病、循環器系の病気に起因するものもあり、さらに、飲酒や喫煙の影響も考えられます。

どの程度の状態をインポというのか、医学的には、「性交時に有効な勃起が得られないため、満足な性交が行えない状態を指し、通常では、性交のチャンスの75%以上で性交が行えない状態」をいうそうです。

ということは、2回に1回ぐらいの割合で性交ができる人はインポではないのです。
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インポの分類


性機能障害は、医学的には「勃起、性交、射精、オルガスムのいずれかの一つ以上欠けるか、もしくは不十分なもの」と定められています。

この定義から言えば、インポは性機能障害の一つであるということになります。

インポには、大きく分けると、一次性勃起不全と、二次性勃起不全に分類されます。

一次性勃起不全は、一度も性交ができたことがない状態のことをいい、正真証明のインポといえます。

二次性勃起不全は、少なくとも1回以上の性交できていたのに、なんらかの要因によって、性交ができなくなった場合のことをいいます。

さらに細かく分類しますと以下のように分けられます。


  • 機能的勃起不全
    勃起はちゃんとするけれども、精神的な原因などによって、性交ができない場合をいいます。このケースの場合は、原因を取り除くことさえできれば、性交が可能になります。

  • 器質的勃起不全
    陰茎の機能を調節する神経や、血管や組織などに障害があったり、内分泌機能障害などによって、十分な勃起が得られずに、性交が困難な場合のことを指します。このケースは、肉体的な障害が原因なので、治すには、その障害を取り除かなくてはなりません。

  • 混合型勃起不全
    機能的要因と器質的要因の両方が原因になって起こるか、あるいは、機能的か、器質的なのか、判別できない場合です。

  • 服用している薬が原因で起こる一時的なインポや調べても原因不明な場合もあります。
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インポの原因は何なのでしょう


勃起をするときのメカニズムに、なんらかの障害が起きたときにインポになるわけですが、もう少し、詳しくみていきましょう。

勃起をするには、「男性ホルモン」「性的な欲求」「血管、筋肉などの肉体的機能」の3つの要素がどれ一つ欠けることなく、協力して働くことによって成すわけです。

男性の性欲の源、男性ホルモンは、睾丸の細胞から分泌される「テストステロン」と密接にかかわっています。その他には、副腎皮質から、「デヒドロエピアンドロステロン」「アンドロステネジオン」などが分泌されます。

男性ホルモンは思春期に大量に分泌されて、その後、成人になると落ち着いて、「テストステロン」の血中量は老年になるまであまり変わらないといわれていますがが、その成分のなかには年齢を重ねれごとに減っていくものがあるそうです。

性欲は、「テストステロン」などの男性ホルモンが、正常に分泌されることによって起こります。ですので、これらが分泌されなくなってしまうと、性欲が起こらず、勃起もしなくなってしまうのです。

勃起するためには、性的な欲求が絶対に必要になりますが、これには、さまざまなものがあります。

例を上げれば、アダルトビデオ(DVD),ヌード写真、官能本、実体の裸、体にふれる、ペニスへの刺激、あるいは、性行為を想像したりと、他にもいろいろありますが、とにかく、性的な興奮を引き起こすものは、全部、これにあたります。

勃起のメカニズムは、男性が性的な刺激を受けると、脳からその刺激が神経を伝わって、ペニスに到達します。

すると、ペニスの動脈が広がって、、そこに血液が大量に流れ込んできます。

ペニスは、海綿体というスポンジ状の組織でできていて、血液が大量に流れ込んでくると、膨らんだ状態になり、静脈を圧迫して、血液がペニスから流れ出ていくのを防ぎます。

こういう一連の働きによって、一定時間、勃起が維持されるというわけです。

インポの状態を要約すると、なんらかの原因で、ペニスに血液が流れ込んでこない、あるいは、血液は入ってくるが出ていくのを防止することができないことであるということになります。

ということは、その原因を取り除いてやれば、インポは治るはずです。
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インポと糖尿病の関連性


生活習慣病として、よく耳にする、糖尿病は別名「贅沢病」ともいわれています。

糖尿病が進行すると、神経や自律神経などに及んで、男性にはインポという症状もでることがあります。

インポによって、夫婦生活を営む上で大事な、性交にまで影響を与えてしまうとすれば、男性にっとては一大事ではないでしょうか。

日本では、糖尿病を強く疑われている人が約740万人、糖尿病の可能性を否定できない人(予備軍)は約880万人、合計すると、1620万人になります。

実に、成人の6人に1人が糖尿病かその予備軍ということになります。

日本だけではありません、アメリカをはじめ、経済発展の著しい中国でも糖尿病は増えているのです。

糖尿病は合併症を引き起こします。

さまざまな症状があるなかで、インポになりやすいといわれると、男性にはショックではないでしょうか。

では何故、インポになるかというと、ペニスを刺激する神経と、ペニスの動脈の両方にダメージを与えるからとされている。

糖尿病は、すい臓から分泌されるインシュリン不足によって起こる、高血糖状態(血液中のブドウ糖濃度が正常値を超えた状態)をいいます。

糖尿病には、大きく分けると、インシュリン依存型と非依存型があります。

依存型は、ウイルスの感染などによってすい臓の機能が衰えて発症するもので、食生活や年齢には関係ありません。

非依存型は、食べすぎ、運動不足、不規則な生活、肥満、ストレスなどの悪循環の繰り返しで起こる現代病(生活習慣病)で、主に40歳以上に多く、糖尿病の90%以上は非依存型だといわれています。

アメリカでは、糖尿病の男性患者のうち、1/3から1/2に、なんらかの性的な障害があるといわれています。
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インポと薬物の関連性


インポになる原因には薬物が関与していることがありますので、現在、なんらかの病気で入院やあるいは、通院で薬を服用している人は調べたほうがいいとおもいます。

インポの悩みから開放されるために、薬物について、少し掘り下げて調べてみましょう。

アメリカでの現状は、インポの原因の1/4に薬物が関係しているといわれています。

最近、日本でも出回ることが多くなってきた、麻薬や覚せい剤などはアメリカでは想像を絶するほど広まっていて、インポの原因にもなっています。

また、病気の治療に使われている薬物のなかにも、インポの原因になるものがあり、その種類はさまざまなのです。

とくに高齢者になるほど、日本と同様にさまざまな薬剤を処方されていることが多く、それが、インポの原因になっていることが少なくないのです。

インポを引き起こす薬剤としてもっとも知られているのは、降圧剤です。

これは文字通り血圧を下げる薬なのですが、これを投与されることで血圧が下がり、ペニスへの血液の流れが悪くなって、勃起、しにくくなります。

このほかには、精神安定剤、抗がん剤、抗うつ剤、抗ヒスタミン剤など、循環器系や神経系に影響する薬は、ペニスへの刺激の伝達や血液の流れを妨げる場合があり、やはりインポの原因となります。

1988年にアメリカで行われた薬剤に関する調査では、一般に使われている処方薬200種類のうち、16種類がインポの原因となるということがわかりました。

しかし、薬物が原因のインポは、もっとも治療が行いやすいのもたしかです。

なぜなら、その原因となっている薬物を取り除いてやればいいからです。

病気の治療のためにどうしても薬の投与が止められない場合は、薬の効き目を維持しながら、投与量を減らすということも可能ですので、主治医の先生に聞いてみてもいいかとおもいます。
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